2021.12.30院長ブログ虫歯治療 ~根管治療編~

こんにちは、みむ歯科クリニックです。

今回は根管治療について、話していきたいと思います。

 

根管治療とは

根管治療とは虫歯治療の1つで、簡単にいうと歯の神経を取る治療(抜髄)のことです。

 

なぜ歯の神経を取る(抜髄する)のか

①虫歯が進行すると歯の神経は細菌(虫歯菌)に感染します。

②細菌が感染した歯の神経は炎症(興奮)し、歯の痛みを引き起こします。

③歯の痛みを取り除くために、炎症している神経を歯の中から

除去します。(歯を抜くわけではありません)

④神経をとることで歯の痛みが消えます。

 

根管治療の流れ

①神経を取る→②歯の内部(神経のあった空間)の清掃→

③神経のあった空間を薬で埋める→④かぶせ物を作る

といった流れで行っていますが、歯の内部(神経のあった空間)は非常に複雑な形態をしているので「②神経のあった空間の清掃」に時間と回数がかかります。

治療期間としては2ヶ月前後かかります。

 

根管治療において大事なこと

「途中でやめないで!!」

根管治療を受けられている患者さんからすると見た目の変化がなく、

治療が進んでいる実感も少ないため、中断しやすい治療です。

しかし根管治療の途中での中断は虫歯の再発による抜歯のリスクが高まります

治療が完結するまで頑張りましょう!!

 

根管治療に対する思い

根管治療は虫歯治療のなかでも最も難しい治療です。

小さな歯の内部を治療するのでルーペ(拡大鏡)歯科用顕微鏡

使ってちゃんと見ること、ラバーダムを使って新たな細菌感染を防ぐことは

治療を成功に導くためには大切なことと考えています。

ラバーダムについては、また改めて書いていこうと思います。

 

まとめ

虫歯治療において痛みの症状が出たときには、歯の神経が細菌感染を起こし

炎症が起きているため、神経を取る治療(抜髄)を選択せざるをえません。

奥歯になれば歯の形は複雑さを増し、根管治療の難易度は高くなります。

時間と回数がかかり患者さんへの負担も大きい治療ですので、

少しでも早く正確に治療を完結したいという思いから日々研鑽を積んでいます。

治療途中での中断せず、一緒に頑張りましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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